おばあちゃん、祝１００歳！！

今日、５月２日は私の祖母の１００歳のお誕生日です！！




おばあちゃん、

１００歳のお誕生日おめでとう♪






１００歳ですよ！　　１００歳！！

この世に産まれて１００年がたったんです。

祖母がもっと若い頃は「化石」とか「シーラカンス」とか言って笑ってましたが

(私からしてみたら,いつでもおばあちゃんはおばあちゃん)

そんなこと言っちゃいけませんね。





１００年生きてるって事は素晴らしいことですもの。

１００歳のお祝いのことは　百寿 と言うそうです。　_{(文字通り、上寿　紀寿　とも言う。)}



曾孫にあたる心羽とは９８歳違い？　９９歳？

心羽が産まれてから何度か会いに行ってるけど祖母は目がみえないので

心羽の顔が見られなくて残念です。


でも、私と主人の子供を会わせてあげられて良かった。

おばあちゃん、１００歳といわずまだまだ長生きしてね




















私の祖母はお裁縫の先生をしていました。

毎日、こうして裁ち板の上に綺麗な布を広げて数日かけて縫っては

着物に仕立てる祖母を尊敬していた私。


私がお裁縫好きはおばあちゃんの血だね



今では介護施設で生活しているけど、また会いにいこうと思ってます。











今日も読んでくれてありがとう

　　　　


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祖母は明治41年生まれの申年。

私の覚えている祖母は、もう７０歳になっていたかな？

それでもバリバリ元気だった祖母は、お裁縫の先生を家や公民会でしていて、

当時婦人会の会長をもしてたので私の家は四六時中人の出入りがあって

にぎやかな家でした。



週に２～３回はお裁縫の先生として生徒さんをとって家などで教え、

他の日に公民館や自治会館などに出向き、百人一首をしたり_{(もっぱら読み専門)}

俳句を書いたり、囲碁をしたり、娘と歌舞伎を銀座の歌舞伎座まで

観にいってその帰りには娘の家に泊まってきたり、旅行にいったり

時には近所のおじさんが家に来て祖母と両親とおじさんで深夜まで

麻雀をしたりとすこぶる元気なハッスルおばあちゃんでした。



夏の日曜の朝なんかはよく祖母と駅前の商店街の「朝市」に一緒にいったり、

祖母の縫ってくれた浴衣を着て、盆踊りに行ったりしたっけな。



私が高校の卒論に選んだのも祖母のこと。

「祖母の一生、そしてこれから」　という題名でした。

卒論に何を書いていいか分からず、だいたいは学生生活であったことを書く中、

今となってはなんで祖母のことを書いたのかは不明ですが、

それで見えてきた祖母の人生。

幼少期は弟妹がいて大変だったこと、戦争にあって苦しかった日々、

関東大震災にあって辛かった日々、結婚、そして５人の子供を出産と育児。

そして子供たちがそれぞれ結婚して子孫も増え、落ち着いた頃に祖父の死。

それから、私達家族との生活、など祖母の人生におけるすべてのことを書いた

卒論でした。




祖母には今までたくさんの着物を縫ってもらいました。

七五三にはまるでお嫁さんのような白無垢、成長のたびに浴衣、

他にも私が小さい頃からみていたチャンバラに出てくる村娘がきてる

黄色い黄八丈が欲しいといえば、黄八丈の着物を、

成人式用の着物、そして結婚式に着られるようにと

豪華な振袖まで。

着物とそれにともなる品々はすべてと言っていいほど祖母が用意してくれました。

こんな祖母に心から感謝です。





祖母は本当に元気でおしゃれさんでした。

どこに行っても祖母は年の割りに綺麗で色香まで漂うほど・・・(笑)


そんな祖母が９０歳台になったある日の朝、布団を片そうとしたとき

布団の隅を踏んで後ろに転倒、後頭部を切って大量に出血_{(頭は切ると血が多くでる)}

そして入院、それから少しずつ祖母の入退院生活が始まりました。


どこが悪いわけでもないけど、頭を切って入院していたことと年のせいで

ちょっと使わなくなった足が痩せ細り、歩くのが困難に・・・

そして目が見え辛くなってきて、手術の話もありましたが目の底が悪いし

年も考えて手術はできなくなり、目もだんだん見えなくなってきてしまいました。

年をとっていく祖母は体力もなくなってきて初めは自宅で介護をしてましたが

母も体力の限界を感じ、仕方なく今は近所の病院付きの介護施設に入ってます。



それでも、頭と内臓はしっかりしてるので両親や娘たちがお見舞いにいくと

寝てる時間は増えたものの話はしっかり出来るそうです。


って、私も心羽が産まれてから数回しかお見舞いに行かれてないんですけど。





こうして思い出すのは祖母の元気だった頃ばかり・・・

あんなに元気だったのに、今はほとんど寝たきりみたいです。

でも今日で１００歳の祖母、本当にこんなにおめでたい日を迎えられるなんて

ありがたいことです。



本当に目が見えないので心羽の顔を見せてあげられないのがすごく残念でなりません。

おばあちゃん、まだまだ長生きして欲しいと思います。




ここまで読んでくださった方々、

感極まってここまで書いてしまったブログに

長々とお付き合いくださってありがとうございました。